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ナニワおやじの逆さ海月♨

救命講習参加

 地元の消防本部の開催する上級救命講習に参加した。一応定義すると、CPR=CardioPulmonary Resusciation(心肺蘇生法)は呼吸、心臓の停止に対して行う、救命チャンス維持のためのBLS=Basic Life Support(一次救命処置)であって、救命救急士や医師が行うACLS=Advanced Cardiac Life Support(二次救命処置)への救命のリレーになれればという、市民による救命ボランティアという位置づけかと思う。
 消防本部の講堂にならんだ人形(名前はアンネ)に人工呼吸や胸骨圧迫をして、AEDの使用法も実技で教わり検定もうける。これまでAEDは心室細動の既往のある人などが倒れた様な時に使うものかと、適応も分からずにいたので勉強になった。電気ショックを与える是非も器械が判断してくれるから安心だ。もしもそういう傷病者に遭遇したら、勇気を持って対応したいと思う。
 私には、ずっと頭を離れない出来事がある。大学を出て、ある外資の製薬会社に就職した。当時その会社は抗生剤、鎮痛抗炎症剤、高血圧、それに気管支喘息の薬剤も発売していた。私は兵庫西部の姫路に着任し、そこからは兵庫北部へのテリトリーもカバーしていた。ある夜、同期新人社員が先輩に兵庫北部に同行してもらい姫路に帰って来て、隣の私の家のドアを叩いた....「先輩が調子悪い、救急車呼んで来るから、休ませてあげて」と言い同期新人社員は出て行った。私は流しにコップ水を汲みに行き、戻ってきたが、もう水をあげようにも首をうなだれ返事もなく、体支え、どうしたんですか?聞くだけでどうしたら良いかも分からない。首を前に、がくって倒れたら、私の気持ちも動転して何もできなかった。救急車が来るまでどれ位の時間がたっていたのか、救急隊が心臓マッサージをされたが駄目だった。それから少しして、奥さんが小さなお子さんを連れて駆け込んで来られ、その時の叫び声と玄関に脱ぎ飛んだハイヒールの赤い色を忘れられない。後になって知ったのは、先輩は喘息が酷くて、その当時に頑張って売っていたのが喘息の薬だというのは哀しい。私だって、薬屋はまだ当時はMRとかでなくてプロパーなんて言われていた時代だけど、医療の端くれに就職しながら、傍で先輩が息絶えてしまう時に何も出来なかったことは情けなくて、忘れられないトラウマだ。
 今日の講習で学んだ、「どうされたんですか?」と呼びかけ反応がなければ、回りの協力も取り付け、気道確保、呼吸確認して、人工呼吸、胸骨圧迫、そしてAEDと。私はあのとき先輩に何も出来なかった後悔は繰り返したくない。もしもの機会が少ないだけに習いが必要だと思う。er
  1. 2008/11/09(日) 22:38:39|
  2. 健康
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コメント

ノーコメント

こんばんは!拝読させて頂きました。ナニワおやじさんは壮絶な体験をされていらっしゃったのですねっ。何ともコメント出来ませんが、ご容赦下さいませ。おやじさんの様に救命講習を受けたこともありませんが、個人的に小生に出来ることを模索し、今は定期的に献血をしています。13日木曜日に献血予定ですが、12日に飲み会なので、受け付けてくれるか分かりませんが。またうかがいます。
  1. 2008/11/11(火) 19:30:42 |
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